火葬後、または葬儀・告別式の終了後に設ける宴席を、一般に「精進あげ」「精進落とし」といいます。
※浄土真宗では「精進落とし」とはいいません。
また地方によっては「精進あげ」「忌中祓い」「精進落ち」「お斎」「直会」「仕上げ」などと呼ばれています。
元来、魚や肉などを食べずに精進した中陰の区切りをつけ、日常生活に戻ることから「精進あげ」などといわれ魚や肉など(なまぐさもの、とも呼ばれます)が出されました。
本来は「精進あげ」は四十九日の法要の後のお斎を言いました。
今では、これに葬列に使者との食い別れの宴席を設けたこと、葬儀後に手伝ってくれた人にお礼の振る舞いをしたことの2つがこれに合体しました。
また、地方からか集まった人が長い間は滞在できないこともあって、火葬、または葬儀・告別式後に行われるようになったと思われます。
善光会館では、葬儀当日に初七日法要を済ませるご家族が多くなりましたので、その後の宴席を「精進あげ」といいます。